そもそもワインって?
ブドウ果実を原料として醸造されたお酒が「ワイン」です。
ブドウは果物の中でも、比較的高い糖分があるので、発酵によりアルコールが生じます。(この辺の話はまた追い追いw)
さらに、ブドウは豊富な有機酸を含むため、pHが低く(酸性ってことですね)、雑菌が繁殖しにくいため、安定した発酵が可能です。
さらにブドウは水分も十分含んでいるため、ブドウのみでワインを作ることが可能です。
ワインの分類
ワインはその醸造法の違いで、大きく4つに分類されています。
スティルワイン
いわゆる、皆さんの想像する普通の「ワイン」です。
炭酸ガスによる発泡を有せず、アルコール度数は9~15度程度。
作り方の違いで、赤ワイン、白ワイン、ロゼワイン、オレンジワインなどがあります。
味わいも甘口から辛口まで様々です。
スパークリングワイン
発泡性のあるワイン。
日本の酒税法において「発泡性を有する」というのは、20℃におけるガス圧が49K㎩以上とされています。
このカテゴリに、有名な「シャンパン」が含まれる。
シャンパンは、日本では最も有名なスパークリングワインと言っていいかと思いますが、フランス、シャンパーニュ産で、原料や醸造方法にも厳しい決まりがあります。
フォーティファイド・ワイン
日本語で「酒精強化ワイン」と言います。
その名の通り、アルコール分の高いブランデーなどを添加して酒精を強化したワインです。
アルコールを添加する目的としては、味に厚みを持たせたり、ワイン自体の保存性を高めます。
アルコールを添加するタイミングによって、甘口、辛口となります。
ワインの発酵が終わってから、アルコールを添加すると辛口となります。スペインのシェリーが有名です。
逆にワインの発酵中にアルコールを添加すると、アルコール度数が上昇し、糖を残したまま酵母が活動を停止します。
結果、ワインは甘口となります。ポルトガルのポートワインが有名です。
フォーティファイド・ワインには他にも、イタリアのマルサラ、フランスのV.D.N.やV.D.L.があります。
フレーヴァード・ワイン
その名の通り、ワインにフレーヴァーを加えたもの。
薬草、果実、甘味料、エッセンスなどを加え、独特な風味を添えます。
ヴェルモット、リレ、レッチーナ、サングリアなどがあります。
日本では、ワインというよりも「リキュール」として売られています。
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